Category記事カテゴリ その他女性心理性と生殖教育、子育て書道男性病気美容老化肥満脳運動雑記食 コラムColumn HOME コラム 老化 余分なシグナル伝達は寿命を短くする?! 余分なシグナル伝達は寿命を短くする?! 老化 Posted on 2012.6.28 【抗加齢医学会レビュー】 余分なシグナル伝達は寿命を短くする?! インスリン様シグナルの抑制と、カロリー制限が寿命を延長させることは周知ですが、そのメカニズムについての研究報告がありました。かなり難しいですが、簡単に言うと、余分なシグナル伝達は、老化を促進させ、寿命を短くしてしまう古都が考えられ、その観点からも、外から摂取するカロリーが多すぎると、必要以上に私たちの体が備えている、生理活性機能をムダ使いしてしまうことになるから、カロリー制限は寿命延長に寄与すると言えそうです。 筋肉の老化を抑制するには? ズバリ運動することですが。 もっと分子遺伝学的な研究を紹介すると、Akt(セリン/トレオニンキナーゼ)という細胞内にあるシグナル伝達物質が、細胞の運動機能に深くかかわっており、糖の取り込みを促進したり、グリコーゲンの合成を促進します。がんの治療薬としては、Aktの阻害薬でAktが作用しなくなるようにすることで、がん細胞の増殖を抑制しています。一方で、Aktが減少したり、作用しなくなることで、筋肉量が減少し、サルコペニアのリスクが高まるのではないかということです。 その他、このセッションでは、寿命と老化に関する遺伝子を制御する、FoXO(DAF16)、IL6、Il10、IGF1、Narf2などの働きについての報告がありました。 抗加齢医学会 中庸の徳~インスリンシグナルと寿命~より 熊本大学 尾池先生、筑波大学 深水先生、長崎大学 下川先生、 東京大学 植木先生、千葉大学 南野先生の講演より、とっても簡単に。。。 Twitter Facebook LINE