コラムColumn
安達ママの609万円アンチエイジング
美容
Posted on 2008.9.29
安達ママこと、安達有里さん(51歳)が、20代のボディを目指して609万円の若返り全身整形をしたそうです。
歯の入れ替え12本、脂肪吸引、顔のリフトアップと豊胸がメインの手術だったようです。
手術を行ったのは、湘南美容外科・歯科クリニック。HPには、三原じゅん子さんや、椿姫彩菜さんやら、芸能人の体験談がビッシリ。
年に1人くらいは、芸能ニュースネタに、「暴走する熟女キャラ」が必要のようで、古くは五月みどりさんからデヴィ夫人、花田憲子さんなど、話題を提供してくれる新キャラは、後を絶たず、同姓として「あ~あ、またやっちゃたのお・・・」と、向こう側にいっちゃった彼女たちを痛々しく、そしてちょっぴりうらやましく拝見しています。
ちょっぴりうらやましく・・・とは、やはり年齢とともに華やいだ空気から遠のいて、更年期、閉経、老化、へと一歩一歩、着実に女坂を下っていく(天には昇っていくのですが)我が身を、もう一度、一花咲かせてみたいと、心のどこかに夢を抱いているもの。
だから巷では、美容皮膚科のレーザー使ったシワ取りやら、ケミカルピーリングの美白やら、プラセンタやらボトックスやらという、「メスを使わない」(=親からもらった体を傷つけないという日本人が喜ぶセールス言葉)、プチ整形が大流行。
実際私の友人マダムたちからも、興味深々で、「いいドクター紹介して」「割引券ちょうだい」「モニター、モデルやりたい」などという声が届きます。
みんな結局、今の自分を変えたいわけですよ。でも、なかなかきっかけがないし、家庭もあるし、許されない。その小さなきっかけとして、高級エステや高級化粧品、美容整形などにお金を払うのでしょう。
見た目の整形、若返りって、結局、生き方を見直して、人生に変化を求めているからやってみたいのではないかしら?
だから、ミセスが視聴者の大多数を占めるワイドショーでは、大胆に人生を“整形”しちゃった熟女を取り上げて、「よくやるわねえ」「大胆ねえ」「ちっとも若くないじゃない」などと、思わせつつ、コメンテーターに「スレンダーになって嫌味じゃない若返りですね」「整形してご自身が性格も本当に明るくなりましたね」などと言わせて、視聴者のうらやましさを掘り起こしているのではないかしら。
でも、女は「変身願望」があるうちが華!
化粧だって洋服だって、自分を変身させるための道具でしょう?
ただし、どんな変身をするかで、その人のセンスや頭の中が見えてくるもの。
50歳頃の熟女たちは、閉経という時期を迎えて、見えないところで体が大きく変身します。それを焦って隠すように若返りを求めたり、自分を変えようと必死になると、「熟女の大暴走」になるわけです。
暴走する際には、交通ルールを守って、他人に迷惑をかけないように。
今話題の暴走熟女さんは、身内に迷惑なんじゃないかなあ・・・。がんばれ、家なき子!