朝の光をよく浴びている人は、浴びていない人に比べて、20％もBMIが少ないことが、アメリカ・ノースウエスタン大学の研究で明らかになり、2014年4月2日付の『PLOS　ONE』で報告されました。研究者によると、午前8時から正午までの間に20～30分、室外の光を浴びることで、十分なダイエット効果があるということです。ふだん私たちが生活している空間は、200～300ルクスで、曇り空でも室外は1000ルクス以上の光を浴びることができます。この研究では、最低でも500ルクス以上の光を浴びることが、低いBMIを保つことに関係しているそうです。このメカニズムについて研究者は、以前の研究によって、朝の光が、代謝、空腹、満腹感に影響を与えることがわかっており、朝の光をうまく取り入れたダイエット法が普及する可能性が高いと述べています。
Timing and Intensity of Light Correlate with Body Weight in Adults. PLoS ONE, 2014