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高血糖食は見た目の印象を悪くする

美容老化食

Posted on 2024.10.15

精製された炭水化物を慢性的に食べていると、BMIや年齢などに関らず、他の異性から見た顔の魅力が低下することが、フランスのモンペリエ大学の研究で明らかになり、2024年3月の「PLOS ONE」で研究成果が紹介されました。

この研究では、フランスの成人男女104人を対象に、高レベルの精製した炭水化物が多い高血糖な朝食を食べるグループと血糖の上昇を抑える食材を用いた低血糖な朝食を食べるグループに分けて2週間後に写真撮影をして、実験前後の写真の魅力度を別の被験者に評価してもらいました。

その結果、BMIや年齢に関係なく、精製した炭水化物が多い高血糖な朝食を食べたグループのほうが、異性に与える顔の魅力が明らかに低下する傾向があることがわかりました。さらに高エネルギー食も顔の魅力を低下させることが判明し、特に午後に高エネルギー食を摂取した男性は、顔の魅力度の低下が大きいことも明らかになりました。一方男性は女性に比べて高血糖食による顔の魅力の低下が著しくはないことも明らかになりました。

【出典】 Amandine Visine, Valérie Durand, Léonard Guillou, Michel Raymond, Claire Berticat. Chronic and immediate refined carbohydrate consumption and facial attractiveness. PLOS ONE, 2024; 19 (3): e0298984 DOI: 10.1371/journal.pone.0298984