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【食】BMI値は高すぎても低すぎても死亡リスクは増大!
食
Posted on 2010.12.7
米 国・National Cancer Institute in BethesdaのAmy Berrington de Gonzalez博士らがNew England Journal of Medicine12月2日号に発表した研究で、BMI値が高すぎても低すぎても死亡リスクが増大して、健康に悪影響を及ぼしていることが疫学的に明らか になりました。
博士らは19歳から84歳までの白人146万人に関する約10年間の健康状態の調査データを分析しました。この調査期間中に対象者 のうち160.087人が死亡していました。調査対象者のBMI値の中央値は26.2でしたが、飲酒、婚姻状況、姓別、教育水準、身体活動性などの要因を 調整した上で最も死亡リスクが低かったBMI値20.0-24.9を基準として比較すると、女性の場合15.0-18.4のグループではリスクが47% 増、18.5-19.9で14%増、25.0-29.9で13%増、30-34.9で44%増、35.0-39.9では88%増、40.0-49.9では 151%増でした。BMI値と死亡リスクの関係は男性もほぼ同様の結果でした。
BMI値が高いグループでは循環器系の疾患による死亡リスク増加が 最大の要因でしたが、低BMI値グループの死亡リスクを増加させていた要因は、BMI値18.4以下のグループで循環器系疾患による死亡リスクが47%増 と目立った以外は、ガンや循環器系疾患の要因ではなく、BMI値が低いことによる直接の要因というよりも、多様な病気・疾患を含む種々の要因によって死亡 リスクが増加していました。またBMI値の極端な高低と死亡リスクの増減の相関性が最も高かったのは50歳以下であり、年齢が高くなるに連れてBMI値と の関係が低くなる傾向もあったということです。