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【食】デザートとジャンクフードは食べた量と噛む回数に意識を集中すべき

Posted on 2012.9.13

phm19_0038-s太ってしまう原因がストレス解消などのために食べてしまいがちなデザートやジャンクフードであることがわかっていても、長い間の習慣から、ある意味で心の友と化してしまった好物を全く口にしないということは非常に難しいものです。
いけないと知りつつむさぼるように食べてしまった罪悪感や、我慢できない自分の意思の弱さ、自制心のなさに打ちひしがれ、結局自分は弱いダメな人間だからダイエットは諦めよう、という結論に至り、リバウンドしてしまう。
米国・ミネソタ大学のJoseph P. Redden博士らがJournal of Consumer Research 2012年7月10日オンライン版に発表した研究で、一般に消費者はダイエットを意志と欲望の対決と考えて、全てを意志の力で勝利しようと考えがちだが、肥満の原因である不健康なジャンクフードなども、一定量口にして咀嚼回数を数えるなどしながら、そうした食品に対する意識の集中を飽和化させることが、ジャンクフードへの渇望を減少させ、ダイエットを成功させる近道であることが明らかになりました。
博士らは複数の実験と観察データを分析した結果、ダイエットに成功する人は意志か強いばかりでなく、ジャンクフードに対する欲求が、わずかな量ですぐに満たされることがわかりました。一方で米国人の平均層と見なされる程度の意志の弱い消費者は、ジャンクフードを食べるときに、口にしている量と咀嚼回数を数えることなどで、意識的に注意を払わせることで、わずかな量で、より素早く満足感が得られるようになることがわかりました。
この実験結果から博士らは、ダイエットを成功させる秘訣は健康な食品をいくら食べたか意識するよりも、不健康なジャンクフードを食べるときに、自分がどれだけ食べているのかに意識を集中し、満足感を得るまでに必要な量を減らすことにあるとしています。