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高カロリー食品は肥満に関係なく中高年女性のがんリスクを高める
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Posted on 2017.8.21
高カロリー食品は肥満に関係なく中高年女性のがんリスクを高める
米国の閉経後女性約9万人を対象としたデータを分析した結果、ハンバーガーやピザをはじめとする高カロリー食品は、肥満の有無やBMIに関係なく、少なからずがんの発症リスクを高めることが明らかになり、2017年8月の『Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics』で発表されました。
この研究は米国で実施されたWomen's Health Initiativeという大規模調査結果によるもので、50歳~79歳の閉経を迎えた女性92,295人のデータを解析した結果によるもの。これによると、1グラムあたりのカロリー量が多い食品(ハンバーガー、ピザ、砂糖入り菓子、加糖飲料水など)をたくさん食べている女性は、1グラムあたりのカロリーが少ない食品(野菜、果物、大豆製品、低カロリー食品など)をたくさん食べている女性に比べて、MBIや肥満などに関係なく、がんを発症するリスクが約10%高く、高カロリー食品の摂取を控えることで、がんの発症を30%ほど抑制できる可能性があることを指摘しています。
Association between Dietary Energy Density and Obesity-Associated Cancer: Results from the Women’s Health Initiative. Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics, 2017