コラムColumn
朝食をしっかり食べると血管もきれいに
食
Posted on 2017.10.9
2017年10月の米国心臓病学会のジャーナルに掲載された研究報告によると、朝食を抜いたり、ジュースなどしか食べなかったりする生活を続けている人は、朝食を食べる人よりもアテローム性動脈硬化症になるリスクが高いことが明らかになりました。
この研究は、 心臓病や腎臓病でない4052人を対象に行われ、事前に①朝食を食べないグルプ、②朝食で1日の総エネルギーの5~20%しか食べない人、③朝食で1日の総エネルギー量の20%以上を食べる人、に分類しました。それぞれの割合は、①が2.9%、②が69.4%、③が27.7%でした。
朝食を食べない人の特徴としては、全体的な栄養バランスの悪さ、頻繁なアルコール消費、喫煙など、全般的に不健康な生活が目立ちました。
調査の結果、朝食を食べない人は、腹囲、BMIも大きく、肥満傾向にある人が多く、さらに高血圧や中性脂肪、コレステロール値が高いことも判明し、将来的に動脈硬化になるリスクが朝食をとる人よりも高いことが明らかになりました。
この結果について、現代では成人の20~30%が朝食を抜いており、この影響で、その後の食事時間の乱れや過食、概日リズムの乱れ、ホルモン分泌のバランスの乱れ、不健康な食生活、睡眠不足などを招き、さらに幼少期からの朝食抜きの生活が、小児肥満にも影響を及ぼしている可能性があると指摘してます。
Irina Uzhova, Valentín Fuster, Antonio Fernández-Ortiz, José M. Ordovás, Javier Sanz, Leticia Fernández-Friera, Beatriz López-Melgar, José M. Mendiguren, Borja Ibáñez, Héctor Bueno, José L. Peñalvo. The Importance of Breakfast in Atherosclerosis Disease. Journal of the American College of Cardiology, 2017; 70 (15): 1833 DOI: 10.1016/j.jacc.2017.08.027
2017年10月の米国心臓病学会のジャーナルに掲載された研究報告によると、朝食を抜いたり、ジュースなどしか食べなかったりする生活を続けている人は、朝食を食べる人よりもアテローム性動脈硬化症になるリスクが高いことが明らかになりました。
この研究は、 心臓病や腎臓病でない4052人を対象に行われ、事前に①朝食を食べないグルプ、②朝食で1日の総エネルギーの5~20%しか食べない人、③朝食で1日の総エネルギー量の20%以上を食べる人、に分類しました。それぞれの割合は、①が2.9%、②が69.4%、③が27.7%でした。
朝食を食べない人の特徴としては、全体的な栄養バランスの悪さ、頻繁なアルコール消費、喫煙など、全般的に不健康な生活が目立ちました。
調査の結果、朝食を食べない人は、腹囲、BMIも大きく、肥満傾向にある人が多く、さらに高血圧や中性脂肪、コレステロール値が高いことも判明し、将来的に動脈硬化になるリスクが朝食をとる人よりも高いことが明らかになりました。
この結果について、現代では成人の20~30%が朝食を抜いており、この影響で、その後の食事時間の乱れや過食、概日リズムの乱れ、ホルモン分泌のバランスの乱れ、不健康な食生活、睡眠不足などを招き、さらに幼少期からの朝食抜きの生活が、小児肥満にも影響を及ぼしている可能性があると指摘してます。
Irina Uzhova, Valentín Fuster, Antonio Fernández-Ortiz, José M. Ordovás, Javier Sanz, Leticia Fernández-Friera, Beatriz López-Melgar, José M. Mendiguren, Borja Ibáñez, Héctor Bueno, José L. Peñalvo. The Importance of Breakfast in Atherosclerosis Disease. Journal of the American College of Cardiology, 2017; 70 (15): 1833 DOI: 10.1016/j.jacc.2017.08.027