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健康になる街、不健康になる街、その違いは?

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Posted on 2014.11.12

米国コロラド大学の研究によると、ファーストフードやコンビニが多く、自動車の車線が多い大きな道路がたくさんある街に住む人は、肥満、糖尿病、高血圧、 心臓病、ぜんそくになるリスクが高いことが明らかになり、2014年8月の『Journal of Transport & Health』で発表されました。

この研究は、カリフォルニア州の24カ所の人口3万人~10万人の街の構造と住民の健康状態を調べたもの。

その結果、道路の幅が広く、クルマの車線が多い街は、交差点が多く、ブロックが短い、入り組んだ街に比べて、肥満のリスクが13.7%、糖尿病のリスクが24.9%も高くなることが明らかになりました。

さらに「食の環境要因」についても、ファーストフードやコンビニが多い街は、少ない街に比べて、肥満や糖尿病のリスクが高いことが明らかになっています。

この結果について研究者らは、道路の幅が広く、車線が多い街は、クルマで移動しやすいために、歩く時間が短くなるために、健康にマイナスの影響を及ぼしてしまうのではないかと推察しています。

“Community design, street networks, and public health.”  Journal of Transport & Health, 8 August 2014