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70歳を過ぎたら小太りのほうが長生き?

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Posted on 2010.1.29

オーストラリアのパースにある西オーストラリア健康加齢センターのレオン・フリッカー博士らの研究によると、70歳を過ぎたら、BMIが25以上30未満の「やや小太り」タイプの人のほうが寿命が長いことが9000人を対象にした研究で明らかになりました。


これは男性4677人、女性4563人を対象にした研究で、このうち男性の1.3%、女性の3.1%がBMI18.5未満の「痩せすぎ」、男性の43.5%、女性の50.3%がBMI18.5~24.9の標準、男性の44.3%、女性の33.5%がBMI25~30未満の「やや太り気味」、男性の11%、女性の13.1%がBMI30以上の「肥満」でした。

10年間の観察結果によると、「やや太り気味」の人は「標準」に比べて13%ほど死亡率が低く、「肥満」と「標準」は、ほぼ同じ死亡率でした。

一方で、女性が動けなくなった場合の死亡率は2倍になりますが、男性は28%の増加に留まりました。

この結果について研究者は「小太りが70歳以上の人にとって多大に健康を害するという結果ではなく、この年代の高齢者がダイエットをすることにメリットがないことも事実」と述べています。