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【メディカル】性格でわかる犬の寿命-おとなしい犬は長寿!?
その他
Posted on 2010.5.23
人間は犬と暮らし始めて以来、犬の外見だけでなく人間の目的に合わせてその性質、性格的特徴を持つ犬種を人工的に交配してつくってきました。
愛玩用につくられた従順でおとなしい、無駄吠えしない犬もいれば、大型の動物を怖がらずに攻撃したり、犬同士で戦うことを目的に攻撃的な性格を持つようにつくられた犬種もいます。
カ ナダ・ケベック州・University of SherbrookeのVincent Careau博士らがThe American Naturalist 6月号に発表した研究によると、人間は外見や性格的特徴で犬種をつくってきて、寿命やエネルギー消費(大食いか少食か)などは犬種 をつくる上で考慮されてきませんでしたが、結果として犬種の性格的特徴と寿命やエネルギー消費には相関関係があることがわかったそうです。
博士らはこれまでに行われた様々な分野の犬に関する研究を分析しました。その結果、犬の性格は食の大小、成長速度、生殖に達する年齢、寿命など様々な側面で 犬の一生と関係していることが分かりました。一般的傾向としてより従順でおとなしい犬は少食で長寿であり、攻撃性の強い犬は大食いだそうです。