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【ライフスタイル】心肺機能が学業成績に大きな影響を与えている!
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Posted on 2012.8.10
「健全なる精神は健全な身体に宿る」という表現は、古代ローマの詩人ユベナリスによるものだそうですが、米国・テキサス州デントンの 北テキサス大学のTrent A. Petrie博士らがフロリダ州オーランドで、2012年8月2日~5日に開催された第120回米国心理学会議で発表した研究で、米国の中学生の場合、数 学と読解力の成績に影響を与える最も重要な要因は、心肺機能であることが明らかになりました。
博士らはテキサス州の中学生(平均年齢12 歳、男子46%女子54%白人57%メキシコ系24%黒人9%アジア系など2.%)1.211人の身体機能と、学業成績の関係を調べました。生徒の身体能 力は、体育の教師により米国で広範に実施されている有酸素運動能力、筋力、筋持久力、柔軟性、身長および体重などを測定する身体能力測定を実施し、データ として集められました。
また前後して数学と読解のテストも全員が受験し、その他生徒の自尊心や社会的状態なども調べられました。データを分析した結果、男子は心肺機能が高いほど数学と読解の成績が良いこと、男子の場合のみ周囲の人的な社会的援助が高いほど、読解の成績が良いこともわかりました。
女子の場合は数学に関しては男子と同様でしたが、読解に関してはBMI値が高いことのみが影響していることがわかりました。
この結果について博士らは、身体能力が良いことが学業成績の好結果につながるということは、これまでの研究で示唆されていたが、特に心肺機能が重要であるこ とが明らかになったのは意味があるとし、女子が太めであるほど読解がよいのは直感に反するようだが、これまでの研究で、太っていることは少年少女の身体能 力に大きな影響を与えていないことが分かっているので、今回の研究結果に矛盾するわけではないとしています。