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昼寝で認知症予防

その他脳

Posted on 2021.2.5

昼寝は認知機能の維持にプラスになることがわかり、2021年1月『General Psychiatry』で発表されました。

この研究は、中国の上海交通大学医学部の研究成果で、北京、上海、西安在住の60歳以上の健康な2214人を対象に行われた調査で、昼寝(1回5分~2時間未満の昼食後の睡眠)を週に1回以上しているかどうか、健康調査、認知テストを行いました。被験者のうち1534人は昼寝をしていると回答しました。調査の結果、昼寝をしている人は昼寝をしない人よりも 視覚空間スキル、作業記憶、注意力、問題解決能力、場所の認識、言語の流暢さなどの認知能力が高いことが明らかになりました。

【出典】

Han Cai, Ning Su, Wei Li, Xia Li, Shifu Xiao, Lin Sun. Relationship between afternoon napping and cognitive function in the ageing Chinese population. General Psychiatry, 2021; 34 (1): e100361 DOI: 10.1136/gpsych-2020-100361