コラムColumn
新たな抗酸化成分がマスタケから発見
その他美容老化食
Posted on 2024.10.21
東アジアに自生するマスタケというキノコに、新しい抗酸化物質があることを信州大学が発見し、2024年3月の「Heliyon」で報告されました。
この研究では、信州大学伊那キャンパスの常緑樹に自生するマスタケ( Laetiporus cremeiporus )を採取し、その抽出物に抗菌力、高い抗酸化力、さらに血液が固まりにくくする働き(俗に言う血液サラサラ作用)があることを確認し、その成分を「イナオシドA」と命名しました。研究者は、イナオシドAの健康食品や薬品への活用について期待を寄せています。
【出典】 Atsushi Kawamura, Aira Mizuno, Mayuri Kurakake, Akiyoshi Yamada, Hidefumi Makabe. Inaoside A: New antioxidant phenolic compound from the edible mushroom Laetiporus cremeiporus. Heliyon, 2024; 10 (3): e24651 DOI: 10.1016/j.heliyon.2024.e24651