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より健康的な食生活が老化を遅らせ認知症リスクを下げる
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Posted on 2024.10.25
健康的な食事が認知症リスクを下げ、老化抑制することが、米国コロンビア大学の研究で明らかになり、2024年3月の「Annals of Neurology」に研究結果が掲載されました。
この研究は、1991年から2008年までに1644人(平均年齢69.6歳、女性54%)を対象に期間中に4回の訪問調査を実施し、健康状態と食事の評価を行った研究結果をもとに分析されたもので、14年間のうちに140人が認知症を発症し、471人が死亡しました。
研究の結果、地中海式ダイエット、ダッシュダイエットなど、飽和脂肪酸とコレステロール、塩分、糖分を減らし、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、タンパク質をバランスよく食事で摂取している人ほど、老化が抑制されており、認知症リスクも低下し、死亡リスクも低下していることが明らかになりました。
【出典】 Aline Thomas, Calen P. Ryan, Avshalom Caspi, Zhonghua Liu, Terrie E. Moffitt, Karen Sugden, Jiayi Zhou, Daniel W. Belsky, Yian Gu. Diet, Pace of Biological Aging, and Risk of Dementia in the Framingham Heart Study. Annals of Neurology, 2024; DOI: 10.1002/ana.26900