コラムColumn
テレビを長時間みると太る
肥満
Posted on 2009.12.19
アメリカスタンフォード大学ジェニファー・オッテン博士らが『Archives of Internal Medicine』に発表した研究によると、テレビを観る時間を減らすことで、消費エネルギーが増えて肥満の改善につながるかもしれないとのことです。
肥満解消には、食事制限や運動療法などが主流に考えられていますが、座ってばかりいる生活を改善することも大切だということです。
オッテン博士らは36人の平均年齢42歳で70%が女性、BMI25~50の被験者を3週間観察しテレビ視聴時間、睡眠、エネルギー消費量などを測定しました。
その後、この観察グループを2つに分けて、テレビ視聴時間を半分にするグループと、現状のままのグループに分けて観察。
その結果、テレビ視聴時間を半分にしたグループは一日の摂取カロリー量が125キロカロリーに減少(テレビ視聴を制限しないグループは38キロカロリーの減少)するという結果がみられました。
さらに体重やBMIなどもわずかばかり減少していることも判明。
被験者の数や観察期間に制限があり、今後さらに人数を増やして長期的に観察する必要があるものの、テレビ視聴と肥満は大いに関係があるような結果となりました。
Primary source: Archives of Internal Medicine
Source reference:
Otten J, et al "Effects of television viewing reduction on energy intake and expenditure in
Source reference:
Otten J, et al "Effects of television viewing reduction on energy intake and expenditure in