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1日5時間以上のスマホ利用で肥満リスク高まる
肥満
Posted on 2019.8.4
1日5時間以上スマートフォンを利用すると肥満になるリスクが43%上昇することが明らかになり、American College of Cardiology (ACC)のHPのニュースで紹介されました。これは2019年7月のACCラテンアメリカカンファレンスで発表されたベネズエラカラカスのシモン・ボリーバル大学の研究成果で、2018年に実施された同大学の19~20歳の大学生1060人(男子学生360人・女子学生700人)を対象とした調査結果によるものです。スマートフォンは若者の間で娯楽の主な供給源でもあり、人間関係を維持するためにも重要なツールですが、スマートフォンを利用する時間が長くなるほど、運動時間や体を動かす時間が少なくなり全体的に身体活動が低下し、食事についてもファーストフードやスナック菓子、砂糖入り清涼飲料水を摂取する量が多くなることがわかりました。研究者らは、スマートフォンを操作する時間が長くなればなるほど、座ったままでいる時間が長くなり、食生活も乱れるために、肥満リスクが高まり、将来的に心臓病、糖尿病、がん、骨や関節の病気を引き起こすリスクも高まると警告しています。