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閉経前の乳がんは血中ビタミンD濃度の低下で急激に増殖する!

女性病気

Posted on 2013.1.27

 

カリフォルニア大学サンディエゴ校のCedric Garland博士らがCancer Causes and Control 2013年1月オンライン版に発表した研究で、閉経前女性の乳がんリスクは、診断前90日以内の期間にビタミンDの血中濃度が低い女性の場合高い人よりも3倍も高まっていることが明らかになりました。

博士らはこれまでの研究で血中ビタミンD濃度の低さが閉経前の乳がんの発症リスクと関係していることが示唆されていたことから、多数の被験者を対象に詳しく分析しビタミンD濃度が発症リスクに与えている影響を調査しました。

博士らは閉経前の健康な女性600人の血中ビタミンD濃度と乳がんと診断された女性600人の診断以前の血中ビタミンD濃度を詳しく分析しました。その結果、上記のように低レベルだった女性は高レベルの女性に比べて乳がん発症リスクが3倍にもなっていることが分かりました。

博士らはこの結果について血中ビタミンD濃度が高ければリスクが低いくなる逆相関関係があることをデータは示しておらず、90日以内の段階で最低レベルだった女性のみ高リスクであることが示されたものであり、今回の研究からは血中ビタミンD濃度の低下が乳がんの著しい進行に大きく関与していることが分かっただけだとし、今後さらに詳しい研究を続ける必要があるとしています。