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30分のウォーキングで脳卒中リスクが40%もダウン

病気運動

Posted on 2008.8.15

カリフォルニア大学のスティーブン・フーカー教授らの研究によると、1日30分のウォーキングを週に5回、またはジョッギングを週に3回行うと脳卒中のリスクを40%もダウンすることができるそうです。

研究は1970年に集めた46,405人の男性と15,282人の女性を対象に平均18年間ほどの追跡調査を行いました。研究対象になった人々はダラスにあるスポーツ施設でトレッドミルを使ったジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を定期的に継続しておこなったそうです。そのうちの男性692人、女性171人が脳卒中になりました。被験者の病歴、食習慣、飲酒、喫煙、BMI、血圧、糖尿病、コレステロール、新血管疾患なども検査した結果、男女の性別に関係なく、習慣的な有酸素運動が脳卒中のリスクを40%も軽減することがわかりました。しかしこの研究は中流以上の収入の安定した白人を対象にしていることを付け加えています。

 

(February22,2008 Hooker, S et al "Cardiorespiratory Fitness as a Predictor of Fatal and Nonfatal Stroke in Asymptomatic Women and Men" ASA Meeting 2008; Abstract 110)