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【食】非アルコール性脂肪肝にビタミンEが効果的

病気

Posted on 2010.5.15

08米国・コロンビア大学Joel Lavine博士らの研究チームが4月28日のオンライン版“New England Journal of Medicine”に発表した研究によると、非アルコール性脂肪肝の治療にビタミンEが効果を持つことが確認されたということです。
非アルコール性脂肪肝は、肥満に伴って生じることが多い慢性疾患で、肝硬変や肝臓がんに進んでしまう可能性もある病気。2型糖尿病や循環器疾患とも関連しているといわれています。
研究は247人の糖尿病を伴っていない非アルコール性脂肪肝患者を対象に96週間に渡って行なわれました。
期間中患者のうち80人はピオグリタゾン(糖尿病治療薬で脂質代謝も改善する薬・武田薬品)を毎日30mg、83人にビタミンEを毎日800IU、83人には偽薬(プラセボ)が与えられました。
その結果、肝機能検査の数値がビタミンEグループはプラセボに比べて明らかに改善していたそうです。
ピオグリタゾングループも改善していましたが、統計的に明確なほどではありませんでした。博士は肥満や家族歴のある人は効果があるといって勝手にビタミンEを飲んだりせず医師のもとで検査を受けた上で対処して欲しいとしています。