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【食】糖尿病患者の血圧低下のためには塩分を控えることが効果的!

病気食

Posted on 2010.12.19

salt英国・Queen Mary University of LondonのGraham A MacGregor教授らがCochrane Database of Systematic Reviews に発表した研究で、塩分摂取量を減らすことが1型糖尿病・2型糖尿病の両方の糖尿病患者の血圧を下げることに効果があることが明らかになりました。
教授らは糖尿病患者に対しての塩分摂取の制限の効果を明らかにする目的で、彼らの基準に合致した13の研究(1型糖尿病75人2 型糖尿病158人合計254人の患者)のデータを分析しました。研究対象となった患者の塩分摂取量は高レベルでの摂取量が1日平均11.7gで、制限した結果の低レベル塩分摂取量が1日平均3.9gでした。塩分摂取量の制限の結果、1型糖尿病患者では収縮期血圧は7.11mmHG、拡張期血圧が 3.13mmHG低下、2型糖尿病患者では同様に6.9 mmHG、2.87 mmHG低下していました。
教授らの分析によると1型、2型を問わず、塩分摂取量を1日当たり8.5g減らすと明確な降圧効果があるとことが立証されました。この結果から教授らは糖尿病患者の高血圧は腎臓などに悪影響を及ぼすことが知られていることから塩分摂取制限による血圧低下効果は患者にとって大きな利益であり、食生活の管理の上でも患者は少なくとも一般人に望ましいとされている1日5-6g以下、出来ればもっと少ない量の塩分摂取を心がけるべきであるとしています。