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【食】目覚ましの1杯のコーヒーに女性の脳卒中リスクを低下させる効果!

病気食

Posted on 2011.3.14

cafe一日1杯のコーヒーを飲む習慣のある女性は、そうでない人に比べて脳卒中リスクが低下することが、スウェーデン・ Karolinska Institute in StockholmのSusanna C. Larsson博士らが、Stroke 2011年3月10日オンライン版に発表した研究で明らかになりました。
博士らは循環器疾患とがんの既往歴のない女性34670人を対象に、平均10.4年に渡りコーヒー消費と脳卒中の発症の関係を継続調査しました。調査期間中に調査対象者のうち合計 1680人が脳卒中を起こしましたが、その内訳は脳梗塞が1310人、脳内出血154人、くも膜下出血79人、その他の脳卒中137人でした。
データを分析した結果、コーヒー消費とトータルの脳卒中の発症リスク低下には有意に相関性があり、特に脳梗塞とくも膜下出血の発症リスクの低下に、強い相関性が見られました(ただし脳内出血の発症リスクとは相関なし)。
さまざまな要因を除外した上で、コーヒーをほとんど飲まない人とコーヒーを毎日飲む人の脳卒中発症リスクを比較したところ、コーヒーを毎日少なくとも1杯以上飲む人は脳卒中発症リスクが24%(毎日1-2杯は22%、3-4杯25%、5杯以上は23%)低下していることがわかりました。
特にコーヒーの常飲と脳梗塞リスク低下の相関性は喫煙習慣、BMI値、糖尿病や高血圧症の既往歴、アルコール飲料消費などの要因によって影響を受けないことも明らかになりました。
この結果について博士らは、コーヒーに含まれる抗酸化ポリフェノールなどの物質による効果である可能性が高いけれども、今後、男性に関しても同様の効果があるのかどうか研究する必要があるとしています。