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フランスのアルツハイマーケア~ネオンで刺激、昔話で記憶・運動機能アップ

病気脳

Posted on 2011.3.17

 

3月初旬のフランス国営放送France2 で紹介していた、認知症のニュースです。
「妻が私のことをどれくらい覚えているかは、妻が喋れないため私には分かりません。アルツハイマー病で妻は心をなくし、いまでは少しもかつてのような自然な動作をすることができません」と話すのは、認知症の妻を持つ夫。
アルツハイマー病は外部の環境で起きていることに対する認識力を低下させるので、外部からの刺激を多く与えることで患者に今起きていることを考えさせるのです」と話すのは、認知症の高齢者が居住すつ老人ホームの医師。


この老人ホームではアルツハイマー病の進行を遅らせるためネオンに囲まれたサイケデリックな部屋を設け、そこで一定の時間、過ごすことによって、患者に刺激を与えるようにしています。

さらに、アルツハイマー病による記憶力の低下を防ぐため、自分の過去の話をさせたり、心を和ませるために歌を歌ったりしています。
「これにより記憶力がよくなるだけでなく、運動機能も改善されます」と話す老人ホームのスタッフの女性。