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【食】チョコレートは心臓発作や脳卒中のリスクを下げる?!
病気食
Posted on 2011.9.4
チョコレートを週に2かけ(10~15g程度)ほど食べることで、チョコレートを食べない人よりも、37%も心臓発作や脳卒中などの 心血管病のリスクが低いことが、英国ケンブリッジ大学Oscar Franco博士らの過去の研究結果の分析によって明らかになり、2011年8月29日号のBritish Medical Journalに発表されました。
この結果は、114,009人を対象に、アメリカ、日本、オランダ、スウェーデン、ドイツなどの国で実施 された6つのメタ分析と1つのクロスセクション分析研究の結果をもとに、チョコレートの消費と、健康効果について研究を進めたもの。このうち3つの研究で は、チョコレートをたくさん食べることで、食べない場合よりも、29%も脳卒中のリスクが低いことも報告されているそうです。
今回の研究では、チョコレートがどんな理由で心血管リスクを低下させるかは明らかになっていないこと、また研究対象には、板チョコ、チョコレートドリンク、チョコレートを用いたスナック菓子などを含み、カカオの含有量に関しては明らかにされていませんでした。
一方で、チョコレートは砂糖をたくさん使用して、カロリーも高く、100gで500kcal程度もあり、1かけでも30~60kcalほどもあるため、体重増加や血糖値上昇などに注意が必要であることも指摘しています。