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心臓が健康だと認知症になりにくい

病気老化脳

Posted on 2021.1.19

中年期以降に心臓の健康を維持・改善すると

認知症リスクが低下することがフィンランドの研究で明らかになり、

2020年12月の『PLOS Medicine』で発表されました。

この研究は、フィンランドのカロリンスカ研究所が1449人のフィンランド人の喫煙状態、

身体活動、肥満度、血圧、コレステロール値、血糖値から導き出される心臓の健康スコアの

経年変化と認知症の発症リスクの関連を分析したもの。中年期以降で心臓の健康スコアが

標準以上の人や中年以降で生活改善などで心臓の健康スコアを上昇させた人は、

標準以下の人に比べて認知症リスクが低いことがわかり、

生涯にわたり心臓の健康を守ることが認知症予防につながることがわかりました。

 

【出典】 Yajun Liang, Tiia Ngandu, Tiina Laatikainen, Hilkka Soininen, Jaakko Tuomilehto, Miia Kivipelto, Chengxuan Qiu. Cardiovascular health metrics from mid- to late-life and risk of dementia: A population-based cohort study in Finland. PLOS Medicine, 2020; 17 (12): e1003474 DOI: 10.1371/journal.pmed.1003474