コラムColumn

笑顔の大きな人は長生きする

心理老化

Posted on 2010.4.2

laughアメリカ・デトロイトのウェィン州立大学のErnest L. Abel教授が2月26日の, “Psychological Science Online First”に発表した研究で、写真を撮られるときに笑顔の大きな人は、笑っていない人よりも長生きしていることが分かりました。
 教授は1950年以前からプレイしていたアメリカ大リーグの選手230人の写真を、笑顔の大きさによってランク付けしました。2009年の1月時点で46人を除いて亡くなっていた選手の寿命と笑顔の関係を調べた結果、笑っていなかった選手の平均寿命は72.9歳、口だけ笑っていた選手は75歳、目まで笑って大きな笑顔だった選手は79.9歳でした。
 教授は大きな笑顔はその選手が幸福であり、より積極的な人生への態度を持っていることを示しており、目まで笑う大きな笑顔は意図的に作り笑いすることでは生じないものであるからだと分析しています。