コラムColumn
【ビューティー】日焼けサロン中毒にご用心
心理病気美容
Posted on 2010.5.4
米国・State University of New York at AlbanyのSharon Danoff-Burg博士らが“Archives of Dermatology” 4月号に発表した研究で、屋内の日焼けマシーンを使用した肌を焼く行為には嗜癖性があり、癖になってやめられなくなる危険があることが分かりました。
博士らは229人の日焼けマシーンを使用したことのある学生を調査、分析しました。その結果、90人がDSM-Ⅳ(精神疾患の診断・統計マニュアル)の基準で、、嗜癖性の基準を満たしていたそうです。
日焼けマシーンで肌を焼くことが嗜癖となっている学生は、平均で年間40日は日焼けサロンに通っており、しばしば日焼けサロンに長居してスケジュールの変更を余儀なくされたり、頻度を減らしたいと思っても、減らせなかったりしていました。
また日焼けサロンに行くことに罪悪感を感じてもいました。ほかにも嗜癖性のない学生に比べ、不安症傾向が強く、アルコールやマリファナの使用頻度も高かったそうです。
博士は皮膚がんのリスクが高まることを考えると日焼けサロン通いが嗜癖になってしまった学生には、止めさせるようにカウンセリングなどの介入が必要であるとしています。