コラムColumn
不安が強い人は左側を歩く
心理
Posted on 2016.1.23
イギリスのケント大学の研究によると、不安は人が歩く方向に影響を与えることが明らかになり、2016年1月の「Cognition」で発表されました。
この研究は、心理テストの結果と、目隠しをして歩いてもらったときのビデオ撮影動画を解析したもので、不安が強い人は、左側を歩く傾向が強いことが明らかになりました。
この結果について研究者らは、右脳は不安や注意力をコントロールして、危険を回避するために働く領域なので、
不安の強い人の方が右脳をよく働かせているために、右脳でコントロールされている体の左側が、歩くときにもよく動くのではないかと推察しています。
Mario Weick, John A. Allen, Milica Vasiljevic, Bo Yao. Walking blindfolded unveils unique contributions of behavioural approach and inhibition to lateral spatial bias. Cognition, 2016