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赤を見ると悪ふざけをしたくなるタイプの人って?!

心理

Posted on 2016.7.9

af9920039038赤信号を見ると人は誰でも危険を察知して止まったり、中断したりして行動を抑制するもの です。つまり一般的に「赤」は社会のルールや法令を遵守するための色として使われていますが、米国イリノイ大学の研究によると、ある「性向」のある人は、 赤を見るといたずらをしたくなったり、他人の期待に反して悪ふざけをしたくなったりすることが明らかになり、2016年5月の『Journal of Consumer Psychology』のオンライン版に発表されました。
赤を見るといたずらや悪ふざけをしたくなる傾向が強いのは、「sensation seeking」日本語では「刺激欲求性」 が高い人で、ホラー映画や刺激の強いアクション映画などを好んだり、遊園地に行って絶叫系の乗り物に好んで乗ったり、危険を顧みない行動を取ったり、身体 的な痛みを伴う刺激を好んだりするのが刺激欲求性の高い人の例で、刺激欲求性の高い人は、赤い色を見ると、危険を察知して行動を抑制するどころか、刺激を 求めていたずらや悪ふざけをしたくなる傾向が強いということです。
この結果について研究者らは、赤がすべての人々に対して社会ルールの遵守を想起させる色ではなく、刺激欲求性が高い人は、赤い色の視覚的な刺激につられて、危険な行動を侵さないように、注意を払う必要があると述べています。
Ravi Mehta, Joris Demmers, Willemijn M. van Dolen, Charles B. Weinberg. When red means go: Non-normative effects of red under sensation seeking. Journal of Consumer Psychology, 2016