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中高年以降のボランティア活動は健康維持に役立つ

心理

Posted on 2016.8.10

1 イギリスのサウサンプトン大学の研究によると、人生の後半でボランティアを行うことで、精神的な健康を維持できることが明らかになり、2016年8月の『BMJ Open』のオンライン版で発表されました。これはイギリスで1991年~2008年に実施された6万6千人余りを対象とした質問調査の結果を分析したもので、余暇の過ごし方、ボランティア活動の有無、精神的な健康状態、幸福感などについて質問しました。
その結果、中高年以降の人でボランティア活動を行っている人は、していない人に比べて、幸福度が高く、精神的にも身体的にも健康であることがわかりました。
しかし40歳以降の人々に関しては、ボランティア活動と幸福感や健康状態に関しての相関性はなかったそうです。
【出典】
Faiza Tabassum, John Mohan, Peter Smith. Association of volunteering with mental well-being: a lifecourse analysis of a national population-based longitudinal study in the UK. BMJ Open, 2016; 6 (8): e011327 DOI: 10.1136/bmjopen-2016-011327