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怒って運転すると追突事故を起こしやすい

心理

Posted on 2016.9.17

カナダの研究で、攻撃性や怒りを抱えて運転すると、追突事故を起こしやすいことが明らかになりました。
この研究は、2002年から2009年の12,830人が回答したデータを分析したもの。
被験者の中で、前年に自動車で衝突事故を起こした人が8%おり、怒りや攻撃性を抱えながら運転すると、怒りを抱えずに運転する人に比べて、1.78倍も追突事故を起こすリスクが高いことが明らかになりました
また全被験者の中の約3分の1が、「運転中に攻撃性を感じた経験がある」という結果も出ています。
研究者らは、運転中にドライバーが、ストレス、怒り、攻撃性を抱えないように、深呼吸をして気持ちを落ち着かせる方法や、音楽を聞いて心を和ませる方法、さらには長時間運転をする場合には、休憩時間を十分に取る必要があることなど、運転中のストレスや疲れを和らげる方法について、ドライバーに啓発する必要があると指摘しています。
Christine M. Wickens, Robert E. Mann, Anca R. Ialomiteanu, Gina Stoduto. Do driver anger and aggression contribute to the odds of a crash? A population-level analysis. Transportation Research Part F: Traffic Psychology and Behaviour, 2016