コラムColumn
アメフトと脳しんとう
運動
Posted on 2009.11.28
NFLは、ここのところのたび重なる選手たちの脳しんとうに関して、チームドクター以外の独立した神経科の医師に診断してもらい、彼らの判断で出場を決めるように指導することで、試合中の選手の事故や怪我を防ごうと動いているようです。
アメリカンフットボール、ラグビーなどは特に激しくぶつかり合うことを強いられるスポーツのため、試合中に脳しんとうを起こすことも少なくありません。
しかし同じ選手が短期間に何度も脳しんとうを起こすことは健康上かなり危険であり、本人自身の「大丈夫」というコメントやチームドクターの判断だけでなく、チームとは関係のない神経科の医師の診断も必要であることを指摘しました。
これについて神経科の医師は、一度脳しんとうを起こしたらできれば4週間ぐらいは出場せずに安静にするべきだと述べています。
ここのところ、アメリカも不況でフットボールの観客動員数が激減しているとのことです。
選手たちは人気を盛り返そうと躍起になって自分をすり減らしてもいいプレーをしているのかもしれません。でもやはり脳は全身の司令塔ですから、大切にしてほしいと思います。
相撲もかなりぶつかりますね。
ときどきふらつきながらも取り組みを続ける力士を見ますが、ちょっと心配です。