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【ボディワーク】高齢になってもレジスタンス運動で筋肉は強化・増量できる!

運動

Posted on 2011.4.5

resi筋肉にレジスタンス(抵抗)をかける動作を繰り返し行うレジスタンス運動(例としては腕立て伏せやスクワットなどのような運動、ウエイトトレーニングなど)を行うことで、高齢者であっても筋肉が強化され、増量することが、米国・ミシガン大学リハビリテーション・物理療法学部付属・身体活動・運動介入研究所のMark Peterson博士らがThe American Journal of Medicine 2011年3月号に発表した研究で明らかになりました。
博士によると通常の50歳以上の成人は体を動かさないと年に約180gの筋肉が失われることがわかっており、何もしなければそのことによって、いずれ体の機能が失われてしまうということです。
博士はそれを何とか予防する効果的な方法として、レジスタンス運動が適していることをこれまでの研究結果をもとにして立証することを目的として先行研究のレビューを行い、メタ分析したということです。
分析の結果、平均18~20週間の継続的なレジスタンス運動により、成人は約1kg筋肉量が増加し、身体全体としての強さが25~30%上昇することが明らかになりました。
博士によると人間の機能の中で最も重要な要素は身体の力強さであり、80代、90代でも適切なプログラムに基づいたレジスタンス運動を続けることで身体の力強さ、筋力を改善することができることが証明されているので、50歳を過ぎたら筋肉量の減少をできるだけ少なくするためにも、可能ならフィットネスの専門家の助けを借りて、適切なプログラムを組んで、レジスタンス運動に取り組むことを強く勧めるとしています。