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【メディカル】男性の性格特性と性的関心の関係が、視線の追跡でわかった

性と生殖男性

Posted on 2010.4.22

04大阪大学大学院医学系研究科泌尿器科の辻村晃講師らが“International Journal of Impotence Research” 2月25日online版に発表した研究で、妄想、神経衰弱、社会的内向性などの性格特性傾向を持つ男性は、そうした特性を持たない男性に比べて、画面上の女性の裸体に視線が向く持続時間が短いことが分かりました。
研究では異性愛の平均年齢35歳の健康な男性30名に対しMMPI-2(性格診断の質問表)が実施され、その後、各被験者は視線を画面上で追跡できるPCを使用して、裸の男女のセクシュアルな画像を見せられました。
辻村講師らの以前の研究では、女性は女性の裸像に注目し、男性は女性の裸像に注目するが個人差が大きいことが分かっており、その個人差が性格特性によるのではないかということで、今回の実験が実施されたそうです。その結果、上記のような結果が得られました。
男性の性的不能の診断には女性のセクシュアルな裸像を見せて反応を調べることもありますが、今回の結果から、同性愛者でなくても、患者の性格との関連で女性の裸体に関心が向かない人もいるので、注意深く診断する必要があるとしています。